イブの晩か。
ひとりで深夜勤務。
あのひとはなんかフリフリで派手な服で来る。
上着は白。
そして恋人らしきひとと一緒。
レジに持って来た品の中にはコンドームの箱。
ああそうか、今日はイブの晩かとあたしは思う。
毎日のようにあたしと顔を合わせているからか、あのひとは何となく恥ずかしそうで、あたしと目を合わせにくそう。
しばらくすると若く元気な男性客が来る。
エロ本と週刊少年ジャンプとカルピスを三品買って行く。
ああそうか、今日はイブの晩かとあたしは思う。
イブの晩にひとりでエロ本でジャンプしてカルピスなのだな、と妙に生々しい想像をしてしまうあたし。
今日はお弁当おにぎりなどの搬入がカゴ五つ分。
パックのドリンクがカゴひとつ分。
イブとは関係なく搬入が少ない。
エロ本 | |
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