器用な先輩。


おねえさんが変わってくれと言ったので準夜勤に出勤。

先輩とふたりで準夜勤。

考えてみれば今月は5日と20日に休んだだけであとは毎日出ている。

そのうち8時間以上が8日。

明日からは一月の八日まで毎日でなければならない。

それが結果的に今日からになった。

以前、勤務表ばっくれてあたしに急遽出勤させた後詫び入れたあの子が仕事終わってから残ってたのでからかう。

ふええええ、

と小島よしおのマネをする。

あたしのふええええ、はかなりむかつくらしい。

ひとしきりあたしからのふえええ、にむかついたまま彼は帰っていった。



さて、先輩とふたりなのだが先輩がこれがもう働かない。

レジはあたしに任せっぱなし。

お客様が切れたとき裏に行ってみると、ケータイ打ちながら片手で缶ジュースの補充をしている。

その後補充途中で裏のお弁当厨房に引きこもり今度は電話かけっぱなし。

このままでは終わらないのでわからないところを電話の邪魔にならないよう筆談で聞いて、ひとりでパンを廃棄する。

結局先輩はギリギリまでかかって何とか缶ジュースの補充を終えて今日の仕事終了。