初めての朝。
朝勤のおねえさんができれば変わってくれないかと。
5時から引き続き仕事してくれないかと。
なんかもういろいろと精神的にいっぱいいっぱいでできれば帰りたいと。
やるかやらないか今すぐ結論を出せ、と。
しかたなくやることにする。
おでん、タバコ、肉まんあんまんの補充。
朝はお総菜やパンができるたびに声をかけないといけない。
肉体労働のお兄さんたちが作業服を着たままたくさんおにぎりやパンを買って行く。
その中に中学校時代の1年先輩を見つける。
マニュアル通りの応対をしながら、お久しぶりですご無沙汰してますと挨拶する。
しかしレジが切れない。
ぜんぜん切れない。
午前6時43分から7時28分までレシート捨てに残っていたレシート実に26枚。
レジをずっと打ちながら店の外が明るくなってゆく様子を横目で見る。
ランドセル背負った小学生の姿が見える。
その感覚が妙に新鮮。