午前二時の週刊少年ジャンプ。


夜勤。

床をいくらモップで磨いてもきれいにならない。

今日はジャンプの発売日。

午前二時頃男の子が来る。

不思議な男の子。

中学生にも二十歳過ぎにも見える。

ウドム・テーパーニットみたいなおかっぱ頭でほとんど喋らない。

でも、ジャンプを発売日の午前二時に読みたいのだということだけは確かだ。

仕事が終わったら強力わかもとを買って帰る。

500円とちょっと。

注意書き読んでもいったい何の薬なのかよくわからない。